
先生から生徒へ、最後の手紙。ひとりひとりに残す言葉
便箋に手書きで・封蝋で封をして・リンクひとつで届く
通知表の所見や色紙の寄せ書きは、人数が多いほど似た言葉になりがちです。生徒が何年たっても覚えているのは、立派な励ましよりも「先生は自分のあの場面を見ていてくれた」という事実のほうです。手紙には、その子だけの場面をひとつと、これからに向けた短い一言があれば足ります。
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こんな書き出しはいかが?
“〇〇さん、一年間おつかれさまでした。四月、教室の隅で静かに座っていたあなたのことを、先生は今でもよく思い出します。”
“最後の学活では話しきれなかったので、手紙に書くことにしました。みなさんと過ごした一年は、先生にとっても忘れられない一年です。”
“卒業おめでとうございます。入学式で緊張して固まっていたあなたが、今は後輩に自分から声をかけている。その姿を、先生はずっと見ていました。”
書くときのコツ
1. 「よく頑張りました」だけで終わらせず、場面をひとつ書いてください。文化祭の準備で最後まで残って机を並べていたこと、掃除の時間に黙って雑巾をかけ直していたことなど、時期と場所が分かる出来事が一番心に残ります。
2. 成績や順位、他の生徒との比較は書かないでください。結果ではなく、その子の人柄や、続けてきたことを具体的に挙げると、点数に関係なく受け取ってもらえます。
3. 結びは「頑張ってください」より、その子の次の場面に合わせた一言にします。「新しいクラスでも、わからないことは最初に聞いてみてね」のように、明日からできる小さな行動を添えると、読み返したときに背中を押してくれます。
よくある質問
Q. クラス全員に書くとき、全員同じ内容ではだめですか。
全体への手紙と、一人ひとりへの言葉を分けると続けやすいです。一年間の振り返りやクラスへの感謝は共通の文面にして、最後に二、三行だけ、その子だけの場面と一言を足してください。全員分を長く書かなくても、個別の数行があるだけで受け取る印象は大きく変わります。
Q. 卒業式の日に合わせて届けることはできますか。
できます。手紙を書いて封印するときに開封日を設定すると、その日の0時に開けられるようになります。パスワードを付ければ、伝えた人だけが開けられます。手紙はリンクがひとつ作られるので、LINEやSMSで送れて、受け取る側はアプリのインストールも登録もなくブラウザで読めます。書く、封をする、送るは無料です。